防災ラジオのベストはB50かB100か　それが問題だ　ソニー　ICF-B50

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商品の説明

95年の阪神淡路大震災の記憶は未だに生々しく脳裏に刻まれて居ます。
新幹線の橋梁が横倒しになり、ビルが崩れる映像はまるで特撮映画を見ている様でした。
この大震災を教訓にソニーはICF-B50ともう少し大きな同B100を発売します。希望小売価格はB50が¥6600、B100が￥8800でした。
B50の売りはライトが付いている事。当時は白色LEDは無く豆球で、電球切れに備え予備の電球が付いているという念の入れ様です。
一応簡易防水の様ですが、電池カバー部分の防水が中途半端な感じで、水濡れには弱そうです。電池は長期保存が可能で放電の少ないリチウム乾電池が予備用で付いており、主電源は単三2本です。
一方のB100はB50程明るくはないダイヤルライト兼用のライトが有り、更に緊急用のサイレンが付いて居て、前面左上の赤いボタンで作動します。
B50と同様リチウム乾電池がサブで入って居て、それ以外に単三、単二、単一のいずれか2本をメインとして使用可能な特殊な構造の電池ボックスになって居ます。
音と感度は双方似た様な物で、小型のB50が結構頑張って居ます。
長時間視聴は間違い無く単一2本を入れた場合のB100でしょう。
最近の防災ラジオは基本が手動発電機と充電池の組み合わせで、サブの電源として乾電池2本を入れているのが主流ですが、充電池は安全性と安定性に未だ不安の残るリポ電池が多く、所謂ハズレに当たると2、3年で使えなくなります。残念乍らソニーのベストセラーにこの傾向が強い様で、メルカリで安値で売られているものは結構充電池が駄目になっているものが多い様です。
防水が徹底しているので分解修理は大変で、多くの場合叩き売られるかそのまま捨てられるものが多い様です。以上は小生がここで中古品を扱っての経験です。別にソニーに恨みが有るという様なことではありません。
その点ICF-B50もB100もリチウム乾電池で問題無し。但し電池の入手が難しくなってきて居ます。結構丈夫で衝撃にも強い。
音も感度もネット評価で最近の中華DSPには負けるとの評価ですが、微弱局を拾う様な用途のラジオではなく、感度より壊れないメリットを小生は取ります。音の良し悪しは好みの問題でもありますし。
この個体は機能OK、表面の日焼けがつよいのですが、これは直せません。
ネット上では高値ですが今の辺りの値付けが妥当でしょう。